21世紀の4分の1を過ぎたところで、世界は大きく揺れている

西アジア情勢は依然と落ち着いていない。アフガニスタン,南アジアのミャンマー

国内の紛争、東アジアの北朝鮮の軍事拡張の動きが個別的な動きです。

大きな火種はロシアのウクライナ侵攻で、ロシアの核をちらつかせた冷戦以降の

帝国主義的な動きです。これでヨーロッパを大きな危機に引きずりこもうとしてい

る。守るウクライナ攻めるロシア、どう見てもウクライナに勝ち目がない。そこで

ウクライナは、周辺のEU勢力、とりわけNATOに協力を求める。ロシアは独立国を

戦力をもって侵攻したことは国際条約違反である。そこで、介入することになるの

だが、国際連合の安全保障条約の理事会で世界的に制裁を決議する場であったが、

ロシアは安保理事会の常任理事国で拒否権を行使することができた。これで国連の

役割を果たせない状況になった。第1次世界大戦後の国際連盟も機能不全で終わっ

てしまった。いまの国際連合も、安保理事会の構成や5大国(米、英、仏、露、中)

第2次世界大戦の戦勝国により構成され、これらの国に拒否権が与えられていて、1

国でも拒否権を行使しすれば、提出案は否決されることになる。これでは国際連盟

の二の舞になってしまう。ロシアといわばアメリカの対立の構図になる。さらに第二

次世界大戦後、急速な成長を遂げたのが中国で、経済大国になり、さらに世界の覇権

を握ろうとしている。それを推進するための軍事力を拡大化されている。それに対抗

軸がアメリカである。ここにアメリカと中国の対立があるのです。

 ゆえにアメリカは東西での対立軸をもつことになっている。これでは今までのよに

アメリカ1国で横暴な国を抑えることはできない、つまり、NATOの団結でロシア

と対立し、米・豪・印・日・韓で中国に対抗としようとしている。

 ヨーロッパ戦線が危機的な状況にあるのは、いまのロシアの姿勢で攻撃を強化して

いることが、NATO諸国を刺激して、いまは、武器・弾薬、物資の支援ですんでい

るが、ロシアが一線を越えるときにNATO軍が攻撃にでれば、世界大戦への道にいってしまうのではないか懸念される。そうならないようにロシアが侵攻をやめるように

仲裁に入れる国がいまのところないのが問題である。戦争はどちらかが負けるまで続くのがいままでの歴史である。どうなるのか、どうすればお互いに無駄な犠牲をださないですむのか。それは指導者、とりわけロシアのプーチン大統領しだいなのかもしれない。