日本の国のデジタル化の誤り
うまく政府のデジタル化がすすまない理由は、デジタル化をすることが目的になっていることである。
それは民間では、だれも紙切符がカードのスイカ、PASMOなどになっても、だれも文句を言う人も少ない。それはいままでのように販売機で切符を買わずに済む、チャージ
しておけば現金がなくても済む。乗り下り、乗り換えにも便利であるからこれを使う、自然にデジタル化に組こまれるのである。
政府のデジタル化の問題は、デジタル化すると便利になります、つまり、国民が今の
システムでたいした不便もないおものをデジタル化しようとしているからです。
だれも、いまの健康保険証で不便を感じることなくつかっている。運転免許証もしかり、そして病院・クリニックでもらえる処方箋も紙で十分、お薬手帳も定着し有効に利用で不便なし、飲み合わせは薬局の薬剤師さんとの会話で済む。
これを電子処方箋にする意味は、特定の薬局でもらうのがあたり前なのに、あえてデジタル化する意味はないなのか。
医療こそ医師と薬剤師と患者さんとの会話で、微妙な薬の問題を解決しなければならないのに、画面のなかでの判断だと、医師が間違っときに薬剤師とのやりとりがかえって面倒になるのだと思う。 薬のことでは病院の薬剤師が重要な役割を果たしているこ
とを見逃し、病院。薬局とのやりとりだけで済む、役所的な発想だけがとり沙汰されて
いるだけ、これは駅で切符を買うのを省略するのとは違うのです。
つまり、うえからシステムをつくるのではなく、まず、医療現場で、医師がカルテの電子化ができるようにしていくことを何年かかけてやり、これが病院内で使われるようにするのが第1段階、つぎにそれをどこでも使えるようにするのが第2段階である。
それに基づき第3段階が処方箋の電子化を院内、地域の薬局とでできるようにして、第4段階が病院・クリニックとどこの薬局とでもやりとりができるように「する。これを4から5年以上かけてやれば、医師も。薬剤師、患者も戸惑うことなくできるのです。
みんなの不満は上からやれという声で進める、つまり政権の点数稼ぎの急ぐデジタル化、デジタル化することが目的で、何のためにがまったくあとづけになっているかたである。世界との比較でいそいでいるのかもしれないが、日本は日本のアイデンティティ
でものごとやっていけばようのではないか。
遅いほど、早くデジタル化した国より問題点を見つけることができ、よりよいデジタル化システムをつくることができるのだと思う。
いまの基礎ができていないのに形だけ導入するやり方は良くないと思う。